治療の必要性というのは、医学的な知識を持っている医師・歯科医師でなければ判断できません。とくに矯正治療となると、極めて専門性の高い分野なので、歯科医師免許を持っているだけでは精密に診断することが難しいです。そこで今回は、春日市の中でも実績豊富な田中歯科医院が「矯正治療が必要な歯並び症例」について詳しく解説します。

 

矯正が必要な歯並びとは？

矯正治療が必要な歯並びは、基本的に以下のような診断名がつきます。

◎上顎前突（じょうがくぜんとつ）

上の前歯もしくは上顎が前方に突出している歯並びです。一般的には「出っ歯」や「口ゴボ」と呼ばれています。口元の突出感が気になるだけでなく、口呼吸を促したり、前歯で食べ物を噛み切れなかったりするなどのデメリットがあります。

◎下顎前突（かがくぜんとつ）

下の前歯もしくは下顎が前方に突出している歯並びです。一般的には「受け口」と呼ばれています。顎が“しゃくれて”見えることもあり、特徴的な顔貌を呈します。上顎前突と同じく、前歯で食べ物が噛み切りにくいので、その他の歯に負担がかかりやすいです。

◎叢生（そうせい）

スペースの不足などが原因で、歯並びがガタガタになっている状態です。歯磨きしにくく、歯垢や歯石がたまることで虫歯・歯周病リスクが高くなります。口臭が強くなりやすいのも叢生の特徴のひとつです。

◎開咬（かいこう）

自然に噛んだ時に、奥歯もしくは前歯の上下間にすき間が生じる歯並びです。前歯の開咬は、食べ物を噛み切れない、発音しにくい、唇が閉じないことで口呼吸や誘発される、奥歯に過剰な負担がかかる、といったデメリットを伴います。口元の見た目も良くありません。

◎空隙歯列（くうげきしれつ）

一般的には“すきっ歯”と呼ばれる歯並びで、歯列内に不自然なすき間があります。食べ物が詰まりやすい、息漏れによる発音障害が現れる、見た目が良くないなどのデメリットを伴います。

◎過蓋咬合（かがいこうごう）

噛み合わせが深い状態で、奥歯や顎の関節に大きな負担がかかりやすいです。

 

まとめ

今回は、矯正治療が必要となる歯並び・噛み合わせの症例について、春日市の田中歯科医院が解説しました。ご自身の歯並びも矯正治療が必要かどうか知りたい場合は、いつでもお気軽に当院までご連絡ください。マウスピース矯正に関する矯正相談を60分程度、無料で承っております。